働き方

多様性ある組織でチームワークを発揮するには

最近の私のテーマが『チームワーク』です

 

名前の通り、小単位から大きな単位まで人が集まれば「チーム」となり、その人たちが連携しあって「ワーク」をする。

効率高い、また生産性が高いチームワークとは一体どういうものだろうと考える日々です。

 

参考図書も紹介しながら、チームワークについて考えてみたいと思います。

サイボウズという会社のチームワーク

みなさんはサイボウズという会社をご存知でしょうか。

社長の青野氏が執筆された「チームのことだけ考えた。」という本をぜひ紹介させてください。

 

働き方改革と世の中では叫ばれるが、リモートワークなどの柔軟な制度から、ユニークな福利厚生制度など、実際に実践している魅力ある会社として紹介されることがしばしばあります。

私もずっとIT畑で仕事をしてきたので、サイボウズという会社はよく知っています。

 

サイボウズの製品を利用者として使うこともありますし、場合によってはシステム導入担当者としてグループウェアを企業に導入することもあります。

さすがにグループウェアを展開する企業だけあって、目指すチームワークの姿は非常に学びが多かったです。

 

多様性の前に1人の個性をどう扱うか

チームとなれば、複数人の人が存在します。

企業となれば数十人から数千人、数万人単位まで多種多様ですね。

 

しかし、メンバーを大きな塊として考えず、1人1人すべて違う個性ある存在として扱うことが重要だと説明されていました。

性別も違う、生まれ育った環境も当然違う、働くということに対する考え方や価値観まで全ての人が同じということは絶対にありえません。

双子であってもそれは違うものですし、1人1人の存在をどう認識するのかということを考える重要性が唱えられていました。

そして、その個性を一律的な規則やルールで働かせるのではなく、個性を制限する障壁を取り除いていくということをやってられるのは素晴らしいなと思いました。

 

共通の理念・理想・ビジョン

1人1人の個性に向き合えば、100人いれば100通りの働き方が出てくるのは当然のことです。

そして、その100人をマネジメントしていくために、会社のしっかりした理想を掲げ、その理想にそれぞれの人がどの距離で付き合っていきたいかを確認していき、その距離に応じた制度を用意しなければならないと説明されていました。

 

言葉で説明することは簡単でも、それを実践するには相当な苦労や失敗の土台があるのかなと容易に感じるところです。

(サイボウズという会社が創業から今に至るまで、どのような問題にぶちあたってその都度制度を変えて行ったのか、非常にわかりやすかったです。)

 

ただ、どんな濃度の関わりであっても、会社のビジョンや理想に共感しているということはチームワークの上では非常に重要だと思います。

それが心を動かすビジョンであれば、なんと素晴らしいことでしょう。

 

イメージとしては太陽系。

中心性となり基準点となる太陽があって、その周りを回る惑星がある。

確かに、それぞれの距離感で接してもらいながら全体として同じ方向性に向かっているのが大事だと思います。

 

チームワークをするために必要な他への興味関心

みなさんは人が好きですか?

積極的に自ら変化を好みますか?

 

このような質問にYesと答える人たちは、チームワークを発揮しやすいような気がしませんか。

 

図書の中でも、「変化」について書かれた箇所があります。

変化に対応するには、多様性の理解が必要だということが書かれてます。

 

変化とは新しい何かを受け入れることだ。自分とは違うものへの興味や尊重が変化につながる。多様性とは、変化への柔軟性でもある。

 

一人一人が多様性の理解を深め、違いを楽しみながら、また補い合いないながら仕事ができれば、そんなに楽しいチームワークはないような気がしますね。

 

そのためには、やっぱり自分の価値観をずっと握りしめててはだめでしょう。

自分の考えも相対的かつ条件的であることを理解し、その共通土台のもとに議論しないと素晴らしいチームワークは発揮できませんね。

 

常に外を取り入れられるか

自分の価値観を否定する必要もないですが、自分の価値観に固定して、ずっと握りしめていても変化は生まれませんね。

 

私は、自分にない価値観や常識は外からやってくるものだと思います。

それは、本でも良いし、人との出会いでも良いし、何でもきっかけはあると思います。

 

自分以外の存在や環境という外との出会いを通して、何を学んでいくのかは自分の変化に対する柔軟性、つまり多様性への理解だと思いますね。

 

個人だけではなく組織においても、組織内では変化を作りにくい場合は組織の外の人間や会社を利用する。

いずれにせよ、外との出会いを通して中も変化し、結果的にイノベーションが生まれるようなチームワークができるのかなと思います。

 

チームワークを楽しいものにするために、私も常日頃から外との出会いを活性化し、多様性の理解を深めていきたいと思った次第です。

そして、何より心を動かす共通のビジョン。それをしっかり考えていきたいと思います。

 

最後に、自分が気に入った文章をメモとして残しておきます。

1人1人の強みに合わせて仕事を役割分担することがチームワークの基本だ。それは差別でも区別でもない。チーム共通の理想を実現するためのフォーメーションである。

1人1人の多様な個性を活かした団体戦。それがチームワークあふれる社会だ。

 

 

さて、みなさんはチームワークについてイメージが変わりましたか?

AI時代におけるこれからの働き方について、一緒に考えていきましょう。

 

 

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