今の時代はまさにIT全盛時代です。
言い換えれば、どこにもかしこもITが入っている時代です。
私には1歳になった娘がいるのですが、この子達はこれからどんな時代を生きていくことになるのかなとよく考えます。
しかし、子供のことを考える前に、まずは大人一人ひとりが今の時代がどんな時代なのかをしっかり理解する必要があるという結論に至りました。
簡単に言えば、大人のITリテラシーを向上させていくことです。
ITリテラシーが高い大人の中で育つ子供とそうじゃない子供。
これからはこの格差は本当に大きくなっていくのではないかと危機感を感じています。
ITがない時代からITがあるのが当たり前の時代
PC革命、モバイル革命、スマート革命、
私たちが使う道具の進化は日進月歩です。
繰り返しになりますが、今の時代はIT全盛時代。
スマホ一つとっても、私たちの日常生活には切っても切り離せない道具です。
私たちの日常生活の中で、ITの恩恵を受けない日はないのではないでしょうか。
(都会から離れ山籠りするなどは別ですが・・・)
人間のあくなき欲求がより便利なサービスを作り、結果としてどんどん社会が変わっていくのです。
ただ世の中変化してきたなぁと楽観的に傍観しているだけではいけません。
自分のITリテラシーも向上させつつ、この道具によって何ができるようになるのかといった可能性を探る目を養わないといけないと思います。
道具を活かすも殺すも使う側次第
今の若い人たちは、物心ついたときにはスマホがあるのが当たり前の世代です。
何も自分で図書館へ行って調べなくても、極端な話スマホの検索窓に質問を投げれば答えが返ってくるわけです。
先生が持っている情報知識より、スマホの先に広がる情報の方が信ぴょう性も高い。
しかもスピードよく教えてくれる。
それが若い世代の人たちの当たり前。
それに対していろんな意見があるのもわかりますが、いかに道具として使いこなせるのかが重要だと私は思っています。
実際、私自身も覚えるということは最近はほとんどなく、全部スマホに記憶させることが習慣になっています。
また、何かあったら調べるし、メモを取ったりと、スマホなくして生活は大分苦しいですね。
ま、何が言いたいかというと、どんな道具であれ
苦手意識を持つのではなく、とりあえず使ってみる!
そして便利さを実感してみるということが本当に大事だなと思います。
ITリテラシーが低い人は最初から苦手意識を持っている人が本当に多いです。
私たちのITリテラシーの向上が、そのまま子供達に影響していくので、便利な道具を使いこなしていく必要がありますね。
技術革新が凄まじいスピードで変化進化している
今は、Industry4.0の渦中と言われています。
人工知能の登場によって今まで人間がやってきたあらゆる作業やタスクが機械に代行されていきます。
人工知能との掛け合わせで、本当に多くの産業構造が変わっていくのは明らかです。
例えば、IoT、ビッグデータ、キャッシュレスサービス、バーチャルリアリティー、AR(拡張現実)、ナノテクノロジー、4Dプリンター、遺伝仕組み替え、ドローン、脳とコンピュータの結合、などなど・・・
ITリテラシーという言葉で片付けられる気はしませんが、
とにかくどんなことでもリテラシーを高めていかなければ時代に取り残されていくでしょう。
テクノロジーのもたらす影響を理解して子育てが必要
テクノロジーのもたらす影響は計り知れません。
産業構造が変われば、働き方も変わるのです。
例えば、自動運転技術が進めば、これから運転に関わる仕事は間違いなく減ってきます。
その分新しい仕事や職業も生まれてきます。
そういったイメージを大人が持っていないと、結局子供の可能性を閉ざしてしまうことになってしまいます。
過去の延長上でこうした方がいいということはあり得ないのです。
確かに参考にはなるかもしれませんが、むしろ新しいことをどんどんチャレンジできるような環境を整えてあげる方が子供の将来にとっては大事なのではないでしょうか。
終わりに
インターネットやスマホの普及が進み、世界の人と簡単に繋がり合えるようになりました。
地域だけ、日本だけを見ていてはダメです。
子供が将来世界レベルで活躍できるようにしていくには、何より大人のITリテラシーの向上が必須条件ではないかと思います。
親がITリテラシーが無い状態だと子供に対しての教育方針も本当に変わってきます。
時代は私たちが思っているより早く変化していきますし、そのインパクトも今まで以上になっていくのは間違いありません。
過去→現在→未来という線型的な思考や、今までの固定したイメージではなく、
思考を柔らかく、苦手意識を外し、可能性を感じ取れるようになっていかなければなりませんね。
私たち一人ひとりの認識の変化を共に作っていきながら、
いつでも新しい時代が来る準備(むしろそれを創っていくこと)を共にしていきましょう。