NHKのEテレで放送されている「人間ってナンだ?超AI入門シーズン3」。
現代は「IT×●●」というように、あらゆるものにITが入っている時代です。
そして、人工知能(Artificial Intelligence)の進化・発展に伴い、近未来は様々な分野で「AI×●●」となっていくと私は考えています。
だからこそ、多くの人がAIの最低限の知識と理解をしておくべきではないでしょうか。
この番組では、AI技術の紹介、また実際の活用事例なども取り上げられていて、超AI入門というように非常にわかりやすく面白い番組ですので、毎回備忘録的に記事として残しています。
シーズン3では、実践編。第4回のテーマは「移動する」です。
普及する自動運転技術
まだ、完全自動化までは難しいとは言え、運転支援は実装されてきた昨今。
私自身この自動運転の分野に対する期待は非常に大きく、自動車産業や関連するサービスが大きく変化していくと思っています。
実際、番組の中でも「移動する」という体験の中に、どんな変化があるのかということが紹介されていました。
まず、移動するという中に新たなエンターテイメント体験が加わっていくということです。
言い換えれば隙間時間をどう活用するのかということですね。
また、3次元地図の情報から、VR空間を作り自動運転するようなゲームの紹介がありました。
今後、建物や人などのようにさらにVR空間に情報が追加されてゲームの拡張を考えているそうです。
車自体が知能化する先に・・・
自分が運転するというだけが移動ではありません。
移動というもの中に、どんなサービスが組み込まれていくのか・・・
これから数年で大きく変化するような予感がしますね。
車の機能が人を乗せて単に運ぶだけではなく、道中を楽しむことに価値を見いだせるのか。
人間の移動の概念はAI技術によって大きく変化していくのでしょうね。
車の中にARを作ってアバターを存在させ、コミュニケーションしたり情報を提供してもらったりというサービスも紹介されていました。
他には、建設現場の重機に搭載される自動運転技術など、日本の働き手不足を解決するためにAI導入が活躍するかもしれません。
特に建設現場では、安全性が増す、単純作業を機械にまかせる、など大きなメリットがあると思います。
移動の新概念MaaSと技術的変化CASE
単語の紹介もあったので、こちらにメモしておきます。
Maas(モビリティ・アズ・ア・サービス)
MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)は、移動を手段ではなくサービスとする概念だそうです。
そして、その中で起きる技術的変化CASE
・Connected(接続性)
・Autonomous(自動運転)
・Sharing(共有)
・Electric(電動化)
AI革命がもたらす問題
情報を処理するのが、人間なら脳のニューロン、機械なら半導体という具合に、仕組みは同じというコメントがありました。
確かに、その通りだなと思います。
ただし、同じ仕組みだとして、特徴は全く違います。
人間はミスをするし、集中力も切れるし、疲れもたまる。その代わりに新しいことを考えたり、創造性が豊かなのが人げです。
つまり、AIと人間の分業が本当にこれからの時代の重要なテーマだと思います。
「ほぼいつも賢い」ではなく、「常に間違いのない」AIを創らなければならない。
と番組内でこんな言葉がありましたが、
AIが人間の知能レベルにまで引き上げる研究は秒進分歩で進んでいます。
だからこそ、AIを管理できるくらいの知能にまで人間が賢くならないいけない。
本当にその通りだなと思いますね。
感想
今回は「移動する」がテーマでした。
冒頭でも書きましたが、私自身この自動運転の分野には非常に興味があって、これから数年でどこまで社会が変化するのか楽しみです。
タクシー、バス、電車、など
運転を生業にしているあらゆるドライバーさんたちが職を奪われていく可能性が高い中、早く人間が本当に力をいれないといけないということを考える時代的タイミングだと思います。
機械でやることの方が良いものだってたくさんあります。
逆に、新しい状況に対応するの能力だったり、やり方を考え出す能力だったり、人間ならではの機能を発揮し、
新しいビジネスを作っていくことに人間の思考が移っていかなければならないと思いますね。
AIと人間の分業
AIと人間の共創
みなさんは自動運転技術の進歩による社会への影響をどう思いますか?
オススメ図書
番組にも出演されている東京大学の松尾教授の講演をお聞きした際に、人工知能関連の推薦図書が紹介されていました。
私もこれらの図書を通して、一般的な知識は身についたと思っていますので、興味のある方はぜひお手にとってみてください。
・入門書として
・読み物として