【AI×感じる】人間って何だ?超AI入門シーズン2第2回

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NHKのEテレで放送されている「人間ってナンだ?超AI入門シーズン2」

 

現代は「IT×●●」というように、あらゆるものにITが入っている時代です。

そして、人工知能(Artificial Intelligence)の進化・発展に伴い、近未来は様々な分野で「AI×●●」となっていくでしょう。

 

日進月歩で開発が進むAIの進化の先に、どんな未来が待っているでしょうか?

 

さて、シーズン2の第二回のテーマは「感じる」です。

 

脳だけでなく体を手に入れたAI

番組冒頭から出てきたこの言葉。

よく勘違いされている人も多いと思いますが、ハードウェアとソフトウェアが違うように、体と脳も違います。

 

AIはまさにソフトウェアの脳における部分。

そして、センサーやロボットなどがハードウェアにおける身体の部分ですね。

 

人間は5感覚を持った生き物です。

 

「視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚」

そういった触れる、聞くなどの5感覚で世界を認識したものを感じていると言えますね

 

その感じる世界までも機械で代替できるようになったとき、これからの社会はどんな未来が待っているでしょう。

 

「感じる=認識する」

という人間の本質には一体どんなメカニズムが隠れているのでしょうか。

 

感じるって一体なんだ?

番組では筋電義手の紹介がされていました。

 

節電義手とは、脳から出る70ミリボルトくらいの微弱の筋肉の信号(筋電位)を拾って機械を動かすというものらしいです。

ただし、個人によって筋電位の差があるので、そこにディープラーニングを取り入れ、本人の特徴パターンを学習させていくそうですね。

 

ここで面白いなと思ったのは、

脳がやっているのは、入力(指令をする)出力(感覚を受け取る)だけであって、

脳から見たら、生身の体と義手という違いはわからないということ。

 

つまり、機械にとっては単なる電気信号だということになります。

 

そうなると、人間の身体が強化義手などのように拡張されていった時に、脳にどんな変化が起きていくのか?

バーチャルとリアルを超えて、感じ方自体が自然と変わっていくのかもしれません。

 

 

人間が何気なくやっていること

人間の赤ちゃんを想像してみてください。

 

日常生活の中で、脳の入力(指令をする)出力(感覚を受け取る)を繰り返しながら、その関係性を見出し発見を繰り返していきます。

 

さらに言えば、無意識的な脳活動と意識的な決定に紐解け、無意識の学習がとても重要だということ。

人間の無意識にプログラミングされた本能的な動きなど、まだまだ解明されていないものは多いですが、本当に人間の仕組みって不思議で驚きますね。

 

大人がやっている複雑そうな動作を機械にするのは実は簡単で、

逆に子供がやっている一見して簡単そうな物を掴む、投げるという動作を機械にする方が難しいというコメントもありましたが、

 

 

人間は、真っ暗闇な世界の中から入力(インプット)と出力(アウトプット)を繰り返し、因果関係を見出し発見しながら、三次元の世界を広げていく。

 

「人間は単純なデータの出入力の連続で複雑な世界の構造を理解する」

 

シンプルな動きの中に全ての答えがあるのかなと感じました。

 

改めてですが、人間が何気なくやっている動作がいかに難しくて偉大なことなのかがわかりますね。

 

 

身体がないと人間の知能はない?

こちらも面白い問いかけをしているなと思ったので、紹介しますね。

 

「身体がないと人間の知能はない?」

 

機能的にはセンサーとアクチュエーターがあればいいという話でしたが、そうなると人間の脳が世界中のセンサーと直接つながる時代もあり得るかもしれません。

人間の脳をコンピュータにアップロードして、全てが電脳化されて繋がってしまう世界を描いた映画「トランセンデンス」の世界観がまさにそうだなと思ったのですが、

モノのインターネットInternet of Things(IoT)を超えて、全てがつながるInternet of Everything(IoE)の世界ですね。

 

こうなると、

・人間とは何なのか?

・どこからどこまでが人間なのか?

そういった本質的な問いが必ず生まれてくると思います。

 

AI研究、ロボット研究は、裏を返せば人間研究だということが本当によくわかりますし、裏表だなと思いますね。

これらの問いに答えが出ない限り、本当の意味での人間とAIの共創社会は作れないような気がします。

 

 

人間が学習する仕組み

番組後半では、人間の学習方式に模倣学習や転移学習というものが紹介されていました。

 

<模倣学習>

他人が学習しているものを模倣して学習すること

 

<転移学習>

現状から学ぶだけではなく過去に学んだいろんな前提を使って学習する

過去の経験を通して学びの速度をどんどん速めるのが目的

(転移学習の例)

初めは走ることだけができるとする。

そして、走ることが当たり前になったら、サッカーのように走りながらボールをけることができる。

そうすると、ボールの軌道が読めるようになるので、球技全般も応用してできるようになる。

そうやって人間は自然に転移学習をしていると言える。

 

このような人間の学習方式を機械に実現するというアプローチをしていると思うのですが、改めて人間って偉大な存在ですね。

 

人間の感覚や脳がやっていることがいかに難しいことをやっているのか。

しかも一つの感覚が他の感覚に影響を与えていて、脳はマルチモーダル(複合的)に世界を感じている。

 

 

偉大な人間という存在の解明が、これからのAI社会の鍵であるなとつくづく感じました。

 

 

オススメ図書

番組にも出演されている東京大学の松尾教授の講演をお聞きした際に、人工知能関連の推薦図書が紹介されていました。

私もこれらの図書を通して、一般的な知識は身についたと思っていますので、興味のある方はぜひお手にとってみてください。

 

・入門書として

 

・読み物として

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