超AI入門

【AI×恋愛する】人間って何だ?超AI入門シーズン2第7回

NHKのEテレで放送されている「人間ってナンだ?超AI入門シーズン2」

 

現代は「IT×●●」というように、あらゆるものにITが入っている時代です。

そして、人工知能(Artificial Intelligence)の進化・発展に伴い、近未来は様々な分野で「AI×●●」となっていくでしょう。

 

日進月歩で開発が進むAIの進化の先に、どんな未来が待っているでしょうか?

さて、シーズン2の第七回のテーマは「恋愛する」です。

恋愛マッチングアプリに使われるAI

恋愛マッチングアプリにも今は普通にAIが使われています。

 

生年月日、兄弟、趣味、身長、お酒、血液型、性格、学歴、年収、好み、などの条件を入力すると、

その条件の中からぴったりな人を紹介してくれるというサービスですね。

 

番組を見てて面白いなと思ったのは、

単に表面上の条件だけでマッチングしているのではなく、その奥にある価値観まで推測しているという点です。

 

ここに、グラフ理論と最適化理論を使ってマッチングの質(価値観の合いやすい人)をあげているところなどにAIの技術が使われているとのこと。

 

グラフ理論とは・・・

電車の路線図のようにつながりを可視化する方法

 

最適化理論とは・・・

駅同士の路線をグラフにし、所要時間や料金など最適な乗り換えを計算する

 

恋愛マッチングでは、10万を超えるコミュニティーの中から登録したものについてグラフ理論を使い、

共通項の多さだけではない相性の良さを見出す仕組みだそうです。

 

ビッグデータから人間には判断できない関係性を見出す点においては、AIの仕組みが活用できるのかと思いました。

 

 

恋愛相談してくれるAI

会話のキャッチボールからデータを取り、最適な答えを出してくれるという恋愛相談AIの紹介もされていました。

 

今の時点ではAIに相談し、その判断に依存するレベルにはまだ難しいなという印象ですが、

音声認識の分野への応用など今後どんどん進化していくのかなと思います。

 

ここで紹介されていた技術としては、LSTMという技術がありました。

 

LSTMとは・・・

長い文章でも情報を記憶し、文脈に沿った回答の選択肢を選べるというもの

 

そして、

LSTMを複数回行い、より個人に特化して重み付けができるようになったものがPLSTMという技術で、

AIから質問も投げることで回答を更新し最終的に最適な答えを出すという仕組みだそうです。

 

人間のようにまだまだ知的な回答はできないにせよ、文字列から会話のパターンを学習して回答するということはどんどん精度があがっていき、あらゆる分野での活用が進んでいくのだと思います。

 

AIロボット

AIロボットの研究もどんどん進んでいるようですね。

(情熱大陸という番組にも出ていました)

 

センサーを使って声の方向を認識したり

人の位置を認識したり

距離を把握したり

言葉を理解したり

部屋の地図を作ったり

 

今のAIロボットにはセンサーやCPUのハードウェア的な搭載はもちろん、ものすごい技術が搭載されているんだなと思いました。

近未来には、掃除や介護にも応用されていくかもしれません。

 

犬や猫のペットを飼うように、一家に一台普通にAIロボットが入っていく時代になってもおかしくないのかなと思いますね。

 

愛する人は本当に人じゃないといけないのか?

番組の冒頭に投げかけられていた「AI時代の愛って何だ?」という質問。

この質問に対しては、非常に奥深く、興味深いテーマだなと思います。

 

心を持たないものに心を動かされるということをどう考えるのか?

 

動物や植物、自然に対しても心が動かされるというのが起きるように

AIロボットに対して愛情を持つというのは、人間の行為としては一つの選択肢として自然なことなのかもしれませんね。

 

 

感想

今回は、「恋愛する」というテーマでした。

 

私が今回を通して感じたものは、「人間は、主観であり独断であり人それぞれの思い込みの中で生きている」ということです。

 

特にマッチングアプリを通して感じたのですが、

自分は自分の価値観に恋愛しているものだなと思いました。

 

相手というのは、自分の価値観が現実化された理想の存在という見方もできると思うのですが、

別のその理想の存在が人間でなければならない理由もないと思います。

 

AI時代の愛ってなんだ!?

 

今後とも深めていきたい壮大なテーマです。

 

オススメ図書

番組にも出演されている東京大学の松尾教授の講演をお聞きした際に、人工知能関連の推薦図書が紹介されていました。

私もこれらの図書を通して、一般的な知識は身についたと思っていますので、興味のある方はぜひお手にとってみてください。

・入門書として

 

・読み物として

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