「この人のやっている仕事は将来どうなるのか?」を考えることが、最近の密かなマイブームです。笑
そう考えると以外にどの仕事も人間じゃなく技術によって代行できんじゃないかと思ったり・・・
IT畑でずっとやってきた人間として、特に注目して気になっているテクノロジーがこの3つですね。
・IoT(Internet of things)
・ロボット
・AI(Artificial Intelligence:人工知能)
科学技術は日進月歩で、私たちの働き方は大きく変わらざるを得ない。
まさに時代の大転換期を迎えているのが今だと思っています。
仕事というレベルではなく産業の定義が変わっていく
自動運転技術
例えば、わかりやすいところで言うと自動運転技術。
2020年の東京オリンピックの目玉技術とも言われていますね。
タクシー、バス、電車など、ある決められたルールに従ってオペレーションをするようなものは自動化されやすい。
無人タクシー、無人バス、無人電車など、運転が自動化されて無人化し、ある場所で集中管理するような感じになっていくのでしょう。
私たちの生活でいち早く変化を感じやすい分野な気がします。
無人レジ
最近ではスーパーでも自動精算機が増えてきたなと印象ですね。
アメリカの有名IT企業では、会計自体を済ませる必要がなく店に持ち出した時点で勝手に清算がされるようなシステムが実験されているとか・・・
近い将来、コンビニ店員やスーパーの店員も激減していくのか?とも考えたりします。
そもそも、買い物に行くということすら減ってくる人も少なくなるかもしれませんね。
ロボットが接客する「変なホテル」
エイチ・アイ・エス グループが展開する「変なホテル」というのをご存知ですか?
ホテルの受付、清掃ロボット、配膳サービスなど
100%とは言わずともほぼ人がいない・・・
一番かかる人件費をカットできるわけですから、低コストでの宿泊も可能になりニーズは増えていくでしょう。
これからのホテルサービスは、無人ホテルのような低価格帯と高級ホテルのように二極化の道に進んでいくのでしょう。
知的労働さえも
弁護士などの仕事は、仕事そもののはなくならないにしても、弁護士アシスタントのような仕事はなくなっていくのかなと思います。
大量のビッグデータから瞬時に判例を導き出して人間がチェックするようなことは、すでにアメリカでも導入されていますね。
また、白血病を機械が診断することで早期発見に繋がったという事例もあるように医療業界にも革命が起きつつある。
今まで憧れ職業と言われた仕事も、その形はどんどん変わっていくのかなと思います。
警鐘を鳴らす人たち
10年後は半分が“消える職業” ”なくなる仕事”になると予測
オックスフォード大学の論文より(2014年)
“20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される”
Google 創業者 ラリーペイジ(2016年)
こういった予測はたくさん聞きますが、そのスピードが5年後、10年後、20年後と変わるだけで、
私自身は間違いなくこんな時代がやってくると思っています。
タスクレベルでは自動化・効率化がどんどんされていくわけですから、
IT技術が今はどの産業も底上げしているように、
”仕事そのもの”がなくならないとしても、あらゆる業界にAIが導入されてその形は変わっていくのだと思います。
人間の何を奪うのか?
私は、こういう整理をしたらわかりやすいかなと思っているのですが、
IoT・・・センサーやデバイスなどによる認識能力(情報のインプット量の正確さと広さ深さ)
人工知能・・・ディープラーニングによる予測・判断・意思決定能力
ロボット・・・オートメーション化による正確な実行能力
加えてビッグデータによる暗記能力
人間の不完全な5感覚と脳による情報処理をはるかに凌駕していくことで、人間代行の時代がやってくる。
だからこそ、「人間にしかできないことはなんなのか?」
このテーマは、これからのAI時代の重要なテーマになってくるでしょうね。
時代的ターニングポイントをチャンスと捉えるか、危機と捉えるか?
様々な議論はなされますが、日本は特に人口減少時代へ突入するわけですから、こういった技術をプラスに捉えてどんどん活用していく道しかない気がします。
そうやって、人間と共存・共創・共栄する道を模索していくのが大事なのでしょう。
本当に私たちの5年後10年後の社会は大きく変わりそう。
今の仕事が絶対的にあり続けるという保証はありません。
変化に対応できる自分自身になっていきたいと思う今日この頃です。