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ノジェス著書『PersonalUniverse』の感想・レビュー


PersonalUniverse(PU:パーソナルユニバース)という概念が当たり前になったらいいなと思い、レビューを残しておきます。

 

「一人ひとりが宇宙コンピュータ(PU)を所有している」ということを認識できるようになると、モノの観方はまるっきり変わります。

そして、PUという概念を共有した人たちが創っていく新たな時代を、私も一緒に歩んで行きたいなと改めて感じる1冊でした。

PC(Personal Computer)からPU(Personal Universe)へ

1990年代以降、パソコンが普及し、今では1人が1台持つのが当たり前になりました。

でも、これからは1人が1つの宇宙を持っているのが当たり前の時代になっていく。

 

この本の中ではこう語られています。

 

物質的な宇宙1つを共有しているのではなく、1人ひとりの認識によって宇宙が存在している。

つまり、AさんにはAさんの宇宙、BさんにはBさんの宇宙、宇宙というのは100人いれば100通りの宇宙が存在しているわけですね。

 

主語・述語に捉われる言語の限界

非常に興味深かったのが、我々が日々使っている言語の限界でした。

言語によって人間は思考を具現化し、人間同士でコミニケーションが取れるようになった結果、ここまで人類歴史を進化発展させてきたといっても過言ではないと思います。

言語は、人類史における最大の発見だと思いますが、そこにまさか落とし穴があった。

 

私たちが、使っている言語は、主語(S)と述語(V)が中心です。

しかし、主語(S)と述語(V)の因果に捉われる矛盾に満ちたアナログ言語という表現がヒットでした。

 

「雨(S)が降る(V)」という文章は違和感がないけれど、降っていない雨(S)は存在しない。

雨は、雨じゃない素材が集まってようやく雨になるわけであって、

主語(S)と述語(V)の前の大前提が抜け落ちているとも言えますね。

 

つまり何が言いたいかというと、存在はずっと存在としてあり続けるわけではなく、「動きによって存在が存在しているようにみえている」ということ。

本書の中では、「A=notA」という表現が何度も登場しますね。

 

人間の脳はどうしても存在を固定してしまいます。

そこで、裏に隠れている動きを認識できるデジタル言語の必要性や可能性があらゆる角度から表現されている印象でした。

 

PUという概念を義務教育にしてほしい

PU(Personal Universe)という概念について、内容的なことは本書を手に取って読んでいただきたいなと思います。

(説明の論理を重ねると、どんどん複雑になっていきそうなので・・・笑)

 

私が本書を通して伝えたいことは、PUという概念は誰か興味のある人だけが知るというレベルではなく、

人間として生きる以上絶対的に必要な概念であり技術であるということです。

 

デジタル認識ができるようになることで、すべてのものの見方や捉え方が変わってきます。

自分自身のアイデンティティの変化、人間関係はもちろんです。

 

そして、どんな学びをするにせよ、PUという概念がそれらすべてを全部綺麗に繋げていくことにもなるので、どんな学びよりも真っ先に知るべき内容でもあると思います。

だからこそ、義務教育のような場所で取り入れられていった欲しいなとも思いますし、

どんな形であれ一人でも多くの人がPUという概念を持てるような社会になっていくことを期待したいなと思います。

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