人間と機械。
それぞれ仕組みで観たとき、どんな共通点が見えてくると思いますか?
AI時代に突入し、機械は人間を代行するようになってきます。
まさに「人間代行者AI」
そんな時代に私たち人間は一体何を強化していくべきでしょう。
人間と機械の共通の仕組みメカニズム
機械も人間も、仕組み(メカニズム)で観たとき、
「認識」→「予測」→「実行」→「学習」→「フィードバック」という流れがありますね。
画像引用元:http://special.nr-grp.net/
人間の仕組み
「認識」・・・5感覚を使って自分以外の世界を認識
「予測」・・・記憶している過去の情報知識からこれはこういうものだと予測。例)赤い果物はりんご
「実行」・・・予測に基づき実行してみる。例)りんごを食べる、りんごを切る、など
「学習」・・・実行して学ぶ。例)りんごは美味しい、こんな食べ方がある、など
「フィードバック」・・・ノウハウとして蓄積し、次回に生かす
例えば赤ちゃんを観察していると本当にこの一連の動作しかしていないなと感じます。
自分以外の世界を認識し、どんどん情報知識を蓄積しながら、実行してみて痛がってみたり、そして学習していく姿が本当によく見えます。
機械の仕組み
機械の仕組みも基本的には同じだと思うんですが、人間とあえて比較したときにどんな違いがあるでしょうか。
「認識」・・・センサーなどのデバイスを使って5感覚でキャッチできる以上の情報を認識できる。かつ、速くて正確に認識可能。
「予測」・・・ビッグデータを使って未来予測できる。
「実行」・・・ロボットなどで正確に精密に同じ動作を繰り返し実行できる。
「学習」・・・実行結果がどんどんビッグデータとして蓄積。人間の記憶には到底及ばないビッグデータを持っている。しかも一度記憶したものは忘れない。
「フィードバック」・・・人間は個人の情報知識を共有するのは難しいが、機械はクラウド上で情報を共有できる。
『人間 vs 機械』
別に戦うというイメージではありませんが、同じメカニズムで観たときにやっぱり精度も性能も人間よりはるかに機械の方が凌駕していくような気がしませんか。
人間が勝負するべきポイントとは?
人間も機械もやっぱり大事なポイントは最初の”認識”だと思っています。
全ての行動の前には認識活動が隠れている。
認識から全てが始まるのであれば、認識そのものを変化・上昇させていくことがキーワードだと思います。
じゃあ、人間の認識をどうやって変化・上昇していくのか?
ということになりますよね。
そう考えたとき、5感覚で見える世界、聞こえる世界が絶対という基準点をいかに手放すことができるのかがポイントになってきます。
それは、自分が知った世界に観点が固定して、決めつけやジャッジをしているところから自由になるという表現でもいいかもしれません。
いかに目に見えない、耳で聞こえない
広くて深いレベルまで認識できるのか?
その認識センスの開発が、AI時代に求められている人間の新たな開発分野と思っています。
人間の基準点が脳にあったら多様な限界をつくります。
新たな人間の基準点の確立が必要な時代ではないでしょうか。
認識が世界を変える!!