2019年11月18日付の西日本新聞夕刊で面白い記事があったので紹介します。
AI教材 一斉授業変える
理解に合わせ個別演習可能
早い子は先へ 遅い子には目配り
これから、AIを駆使して学習方法がパーソナライズ化されていく流れになっていくのかなと感じます。
学習スピードもどんどん人それぞれで変わっていくでしょうし、先生の役割も大きく変わっていかなければならないタイミングに来ているのではないでしょうか。
AI教材で授業はどうなる?
記事の写真を貼り付けますね。興味ある方は一読してみてください。
AIは副次的な学習ツールとしては非常に良い
今まで、先生一人に対して複数人の生徒がいて、1:Nで同じ内容を同じペースで教えていたのが今までの学校教育。と
しかし、それではもっと先に進みたい生徒の妨げにもなるし、理解が追いついていない生徒のフォローも難しい。
それを解決する道具としてAI教材が期待できるのではないかなと思います。
タッチペンで答えを書き込むと、すぐ正当か誤答かが分かる即時性が生徒に好評で、解説やヒントも示される。
誤答の原因をAIが解析、生徒の理解が不十分な単元までさかのぼって最適な問題を出してくれるのが大きな特徴だ。
学習したい人は主体的にどんどん学習するし、理解が遅い人は集中的に復習してカバーできる。
まさに、「教育の情報化で個別最適化された学びを実現する」というのが実現できるのかなと思います。
AI教材のメリット・デメリット
私個人的には、テクノロジーを駆使した個別学習スタイルに学校教育が変わっていくのは時間の問題ではあると思います。
ただ、導入には結構ハードルも高そうでメリット/デメリットも色々あって議論されているようですね。
<メリット>
・教員が進度の遅い子供に目配りできる余裕
・児童生徒は自分のペースで学習可能
・短縮した強化の時間を探求学習に振り分け
<デメリット>
・導入に伴う予算的な負担
・正解・不正解にばかり気を取られる
・「何が分からないか」を考える機会の喪失
冒頭にも書きましたが、これで全てまかなえるというわけにはいかないと思います。
副次的なツールとして、どういうタイミングでどう使うのかが重要だと思うので、そこもしっかり議論されて導入が進んでいくことを期待したいです。
先生の役割はどう変わっていくべきなのか
そして、同時に考えなければならない点として、先生の役割があると思います。
自分の知識を生徒に教えるというスタイルはもう古い。
これだけスマホやインターネットが当たり前になった時代、知識を伝達するような教育は淘汰されていくでしょう。
代わりに、いかに生徒を褒めたり、モチベーションをあげてあげたり、コーチ的な役割になっていくのかなと・・・・
先生の役割は本当に重要。
教育現場の環境が変わるのと同時に、先生の振る舞いも変わっていくことも期待したいと思います。