【AI×お金を使う】人間って何だ?超AI入門シーズン2第6回

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NHKのEテレで放送されている「人間ってナンだ?超AI入門シーズン2」

現代は「IT×●●」というように、あらゆるものにITが入っている時代です。

 

そして、人工知能(Artificial Intelligence)の進化・発展に伴い、近未来は様々な分野で「AI×●●」となっていくでしょう。

 

日進月歩で開発が進むAIの進化の先に、どんな未来が待っているでしょうか?

さて、シーズン2の第六回のテーマは「お金を使う」です。

玄人の知識や経験が一般化されていく

お金と人間の関係性は切っても切れないものですね。

今回の「お金を使う」というテーマの中でもどんどんAIの存在感が増してきているなと感じました。

 

冒頭に紹介されていたAIソムリエもその一つです。

人間の味覚(甘い、酸っぱい、苦い、渋い、後味のながさ、の5項目をそれぞれ5段階評価)を学習し、自分の舌の傾向から好みのお酒(ワイン)を探してくれるというもの。

 

一人ひとりの感じた方の違いをどうモデリングして学習していくのかがテーマになってくるそうですが、自分以上に自分のことをわかってくれるAIというのが増えていくだろうなと感じます。

 

お金を使うときの相棒としてAIが活用され、誰もがお金を有効活用するような時代が訪れるのでしょうか?

 

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ダイナミックプライシング

ダイナミックプライシングとは?

アメリカは以前からこの考え方が導入されていましたが、日本でも最近、このダイナミックプライシングが導入されてきているそうです。

 

ダイナミックプライシングとは、最適な価格設定をリアルタイムで変動し決定していくという取り組みです。

 

あらゆる情報(市場価値、環境、SNSの情報なども含め)や需要と供給の見えざる手を可視化して受給曲線を描きながら、

本当に必要な人は高くても買い、売る側の企業も利益をあげていく・・・

 

需要と供給、売り手と買い手、両者にとって良いバランスを見つけていくというものです。

 

ダイナミックプライシングの例

移動距離と時間で決まるようなタクシーが番組内で紹介されていました。

仕組みとしては、

・乗車可能なタクシー台数

・乗車希望者の数

をリアルタイムに把握。そして、

・現在の道路状況

・過去の運賃実績

と照らし合わせて価格を弾き出すというものです。

 

また、スポーツ観戦のチケット代金や、行楽シーズンや繁忙期での航空券価格設定などにもこのダイナミックプライシングの技術が採用されているそうですね。

 

ダイナミックプライシングの課題点

私としては、このポイントが本当に重要だなと感じました。

 

ダイナミックプライシングによって変動する価格帯に対する耐性、つまり価格弾性は人によって違いますよね。

 

AIの技術を使って、搾取する側される側という構造になってはいけないと思うので、

適正な価格設定をチューニングしていくのが大事になります。

 

本当に合理的な判断をしているのかを見極めたり、結局は使いこなせるのかは人間次第ではないでしょうか。

 

AIによって引き起こされる倫理的な問題

2017年1月アメリカのカルフォルニアで、「AIによって引き起こされる倫理的な問題」についての会議が開催されたという紹介がありました。

世界中のAI研究者や、経済学、法律、倫理、哲学の専門家が参加し、

「人類にとって有益なAIとは何か?」を5日間にわたって議論、そして会議終了後にアシロマAI23原則がまとめられたそうです。

 

・研究課題

・倫理と価値

・長期的な課題

の大きく3つでカテゴライズされていますが、これからどんどん議論されていくのでしょう。

画像引用:NHK(人間って何だ!?超AI入門より)

 

文章の意味を読み解くAI

このパートでは、改めてAI研究が日進月歩で、技術革新のスピードは本当に早いなと感じました。

 

番組内で紹介されていたものをそのまま引用しますね。

以下の文章の【 】にどんな単語が入るのが適切か?という質問です。

 

the man walked into a 【 store

and bought a gallon 【 of 】milk

男は歩いて【 】に入った。

そして1ガロン【 】牛乳を買った。

引用:NHK(人間ってナンだ!?超AI入門より)

 

今は、ディープラーニングによって動詞や名詞の意味、言葉全体の意味を理解することの精度があがってきているそうです。

 

まず使われているのがRNN(リカレントニューラルネットワーク)

RNNは、文章を時系列に解析する技術です。

どんな単語がどんな順序で並ぶのが適切なのか、単語と単語から生まれるニュアンスを解析していく手法ですね。

 

そして、さらに革新的なBERT(バート)という技術が2018年になって出てきて、自然言語処理の精度において、飛躍的な精度の向上があったそうです。

 

BERTは、文章全体のニュアンスを判断するRNNに加え、文章の中でどの単語が重要なのかを判断するというもの。

重要な単語がわかれば、そこから次の単語を予測することもできるというわけです。

(先ほどの例だと、walked intoやboutht、milkが重要だと判断し、storeやofを選択する)

人間以上の読解力を持つようになってくる。

 

このBERTの技術のように、自然言語処理における精度が向上することによって、

今後AIとの対話精度が向上し、自然な会話ができるAIが増えていくことが期待されています。

 

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感想

今回は、「お金を使う」というテーマでした。

 

番組内で”人間は不合理な意思決定をする生き物”とコメントされていたのですが、本当にそうだなと思いました。

 

買い物も時には感情的になったり、買ったものに対して後悔したり・・・

迷いながら買い物をしたりというのが人間っぽさがありますね。

 

いずれ、AIが感情も含めて合理的な判断をする日がくるかもしれません。

ただ、合理的に判断するAIに全ての意思決定を委ねていては、本当に人間の尊厳は失われていくと思いました。

 

AIによって平等な社会が作られていくべきだとは思いますが、平等というのはどういう状態なのか?

そういったことを社会がもっと深めていく必要があるなと思います。

 

比較されない

比較できない

比較しない

 

人間誰もが唯一無二でありオンリーワンの存在そのものであること。

この基準点こそが人間の尊厳性だと思います。

 

 

オススメ図書

番組にも出演されている東京大学の松尾教授の講演をお聞きした際に、人工知能関連の推薦図書が紹介されていました。

私もこれらの図書を通して、一般的な知識は身についたと思っていますので、興味のある方はぜひお手にとってみてください。

・入門書として

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの 松尾 豊 (著)

 

・読み物として

人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き ジェリー・カプラン (著)

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