【AI×会話する】人間って何だ?超AI入門シーズン2第1回

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2019年になってNHKのEテレで放送されている「人間ってナンだ?超AI入門シーズン2」

 

シーズン1から見ていたのですが、超AI入門というくらい専門家でなくても非常にわかりやすい構成になっているなと感じます。

個人的には非常に面白い番組なので、シーズン2からは内容のまとめを自分なりにしていこうと思いました。

 

今では「IT×●●」というように、あらゆるものにITが入っている時代です。

同じように「AI×●●」というように、これから様々な分野で活用・応用が進む人工知能(Artificial Intelligence)。

日進月歩で開発が進むAIの進化の先に、どんな未来が待っているでしょうか?

 

さて、シーズン2の第一回のテーマは「会話する」です。

AIは言語を理解する能力を得ることができるのか

もし、AIが人間のように言葉の意味を理解する能力を得たときに、AIと人間の社会はどんな社会になるでしょう。

 

中国では2018年にAIアナウンサーがニュースを読み脚光を浴びたそうですね。

 

AIアナウンサーの特徴としては、

・声を本人に似せることもでき自由に作れる

・誤りなく客観的に伝えるのはAIの方が得意

・早口言葉なんて気にせずスラスラ読める

というものが挙げられます。

 

人間と違って、抑揚をつけたり間を取ったりはできないにせよ、

AIアナウンサーのように、コールセンター業務など色んな分野での活用が期待できると思っています。

 

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会話するAIの実用例

LINEのAIアカウント「りんな」というものをご存知ですか?

 

テキストベースでLINEのやりとりができるというのは知っていましたが、LINE通話ができるようになっているとは知りませんでした。

(今では740万人のユーザー超えだそうです)

 

とんちんかんな回答が来たりとまだまだビジネス現場への実用化は厳しいかなと思いますが、もう何歩か先な気がしますね。

 

番組内で紹介されていたものに、「自然な会話を続けるための対応」として5つ挙げられていました。

・相手に新しい話題を切り出す

・質問する

・相手の発言を肯定

・聞き手に回る

・あいさつを返す

 

単に質問に対して答えるという簡単な因果だけではなく、何となくの雑談の中で人は関係性を深めていくものですし、文の流れなどもトータルに判断できるようになるのはなかなか難しいようです。

 

AIの会話学習の仕組み

会話学習の仕組みもいくつか紹介されていてなるほどなと思う点がたくさんありました。

 

大量の人の会話データを学習し、何が適切な回答かを返答するということで精度を高めたり、

相手の意図を判断するAIと返答を生成するAIを組み合わせていたり、

文章を品詞ごとに分類して単語→文章のように意味表現を組み立てていったり、

RNN(リカレントニューラルネットワーク)を使って文章全体の文脈からニュアンスを解析したり、

会話の終わりをはっきりさせて、自然にキャッチボールするようなSequence to Sequenceという技術も紹介されていたり、

 

人間のように自然に会話するというのは、本当に難しいことなんだなと考えさせられました。

 

人間同士の会話では、意味価値がない単語もあったりしますし、何となくやっている人間は逆にすごい存在だなと痛感します。

 

 

人間らしい会話って何?

冒頭にAIアナウンサーの紹介がありましたが、やっぱり人間の言葉と機械の言葉は違いを感じます。

じゃあ、人間らしい会話って一体なんでしょうかね。

 

人間のプレゼンテーションは感情に訴えることができるすごいパワーがありますよね。

喜怒哀楽を使った感情表現、会話の抑揚、表現力など

 

ここまでの領域に到達するのはまだまだ先だと思いますが、

AIが言葉の意味を理解して、感情を乗せることができるようになったとしたら・・・

 

どんな人間とAIの共創社会が作られていくでしょうね。

 

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言葉の意味理解とは?

番組内で、面白い言葉が紹介されていました。

 

Colorness green ideas sleep furiously.

無色の緑の考えが、猛烈に眠る

(言語学者 ノーム・チョムスキー)

 

文法はあっているけど意味をなさない文章ですね。

さて、この一文が示す意味とは一体なんなのか。

 

意味理解とは?

1階・・・具体的な体験(知覚、運動)

2階・・・言葉

 

と整理されていましたが、言葉と概念を繋げることができる人間ですので、つまり2階までできるのが人間と機械や動物の違いということになります。

 

しかし、インターネット上に溢れる膨大なビッグデータによって2階の意味理解の技術がどんどん進化しているのも事実ですし、

概念を持たないAIがディープラーニングによって概念と概念の関係性を見出したり、概念の集合である常識を作ったりということは近未来では起きうることだと思います。

 

近い将来人間と同じ概念をAIが得ることができるようになるのかもしれません。

 

 

人間とは?人間の存在意義とは何なのか?

番組終盤で世界トップ研究者が語っていた内容が本質深いテーマだなと思ったので紹介します。

 

【世界トップ研究者が語るAI×人間】

私たちの体や脳は言ってみれば物理法則に従うだけ

ただ非常に複雑なシステムだという科学的な視点をとるならば

私たちは本質的には機械なのだとも言えます

ランダムで「でたらめさ」があったり複雑ですが我々は機械なのです

機械としての人間について理解をしっかりと積み重ねていけば

その理解を応用して知的な機械を組み立てることもできます

それこそが私たちのデザインした新たな人工知能なのです

これを受け入れられない人もいます

私たち人間は絶対に違う

どんな機械にも再現できない知性を持つと信じる人もいます

なぜなら人間には何か自然を超えた「魂」のようなものがあると

それはしばしば宗教的な新年とも結びついています

しかし科学的な視点から言えば本当にそんなものは無いのです

私たちは単なるシステム

ただし壮大で複雑な機械なのです

いつの日か必ず知的な機械を作ることができる

できない理由はありません

その前に地球を滅亡させなければの話ですが

 

みなさんはこの言葉を聞いてどのように感じますか?

 

 

私はこの言葉を聞いて、人間を知るためには人間の外を知らなければならないなと思いました。

つまり、人間がどんな素材(of)で、どんな仕組み(by)で、どんな目的(for)で成り立っているのかということが客観的な理解を通して体系化される必要があると思います。

 

科学の限界、数学の限界、宗教哲学の限界。

全ての限界の根本原因を解決する技術を使うことで、人間もAIも同時にバージョンアップして本当の意味での共創社会(AI vs 人間ではなく、Win Win ALL-Winの社会)が創られていくのではないかなと思います。

 

キーワードは”認識”

 

終わりに

番組にも出演されている東京大学の松尾教授の講演をお聞きした際に、人工知能関連の推薦図書が紹介されていました。

私もこれらの図書を通して、一般的な知識は身についたと思っていますので、興味のある方はぜひお手にとってみてください。

 

・入門書として

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの 松尾 豊 (著)

 

・読み物として

人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き ジェリー・カプラン (著)

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